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オジフェス2016 『まじわる』/潟上市小玉会館

2016年5月27日 カテゴリ:イベント, スポット, 手仕事

梅雨を飛び越えて夏の訪れかと思うほど日差しが強い日が続きましたが少し5月を感じるお天気に戻りましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、今週末よりスタートするイベント「オジフェス」についてご紹介させていただきます。

オジフェス2016
オジフェス2016まじわるホームページより

昨年のオジフェス 2015 「ひろがる」についてもnanokaでは取り上げさせていただきましたが、今年はさらにパワーアップしたオジフェスをご紹介させていただきます。

オジフェスとは?

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イラスト:坂本真千代 オジフェス2016まじわるブログより

オジフェスとは、秋田市でオジモンカメラという名義で活動されている高橋希さんが 2014 年の春から毎年開催してきたイベントです。

オジフェスの軸として高橋さんの写真展示があり、約数週間におよぶその展示期間の土曜日、日曜日に高橋さんが考えたユーモアあふれる催しが各日開催されるという他に類を見ないイベントです。

高橋さんの写真展示も毎年面白くまとめ上げられていてそれだけでもイベントとして成立してしまいそうなものなのですが、週末の催しというのが
「ちびっこ店主祭り」
「母さん商店街」
「0 円マーケット」 etc…
と挑戦的な内容のものばかりで、なんとも面白いのです。
また、コメディー映画を製作してみるWS(ワークショップ)・のんびりトークイベント・オジカル学園など多くのWSやトークイベントも行われてきました。

オジフェス 2016「まじわる」について

そんなオジフェスが今年はさらにパワーアップしてスタートします。
高橋さんが
「一年目は秋田の人たちに初めましての気持ちで『つながる』、二年目は秋田の人を被写体に置いて『ひろがる』、そして三年目は秋田県外の人たちを招いて行う『まじわる』。」
と位置付ける三年目のオジフェスは、高橋さんの写真を含めた、総勢10人のアーティストの展示を主軸としたアートイベントとして開催されます。今までのオジフェスなじみの催しも残しながら、また新しい角度で切り取られたテーマも仲間入りして、より一層ギュッと詰め込まれたフェスティバルとなりそうです。

オジフェスフライヤー
オジフェス2016まじわるホームページより

また今年は、以前nanokaでも取り上げさせていただいた空の木Gardenの柴田空木さんが運営に加わったほか、イベント会場が潟上市に移った事が大きな変化としてあります。
初回である2014年は秋田市広面のオジモンカメラのスタジオにて開催。二回目の2015年はオジスタと秋田市南通にあるヤマキウビルの2会場で行われました、三回目の今年は潟上市にある小玉醸造株式会社が所有する「小玉会館」にて行われます。

小玉会館とは?

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人々の気配を感じてツバメが巣作りを始めた修繕中の小玉会館

今年の会場となる小玉会館は、 1947年に小玉醸造さんによって建てられました。築約 70 年ということもあり、最近までは使われることなく静かに眠りについていました。
しかし今年、そんな建物に恋をした柴田さんと赤い糸をつなげた高橋さんの二人が主導して有志が集まり、小玉醸造さんに許可を得て小玉会館の修繕が行われました。
本年のオジフェスが「小玉会館」にて開催される運びとなったのは、ご縁やこの場所の魅力、そして多くの人の協力やご理解にあるとお二人は話してくださいました。

修繕前に小玉会館に手を合わせる実行委員の皆さま
オジフェス2016まじわるフェイスブックページより

nanoka では修繕前の小玉会館にも足を運ばせていただきましたが、建物の中はしぃんと静まり返り、まさに眠りについているという様子でした。修繕後の現在は以前の建物のいいところをきちっと守って、けれど長年積もり積もった傷みや埃は取り除かれて手入れをされ、新しく建物が息をし始めたかのような優しい姿です。
修繕も終盤に差し掛かった頃にお話を伺うと、柴田さんは
「(修繕)前から私はとても素敵だと思っていたのだけど、今のこの状態なら誰にでもこの魅力が伝わるんじゃないだろうか。」
とちょっぴり誇らしげ。

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今は毎日のように会館全体に風が通ります

過去には社員の方々の家族寮や地域の皆さまが集まる場所としてにぎわっていた場所に、また新しいページを紡ぐきっかけとなった物語はぜひ柴田さんの書かれた「種をおこすものがたり」をお読みください。
まるで絵本のような語りで素敵な物語がつづられています。

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建物西側の土間と台所があっただろう場所はロマンあふれる喫茶店のような続き間に。各部屋の照明やスイッチ一つも丁寧に埃を落とされ嬉しそう。

そう、どこを切り取っても物語を感じられるこの素敵な建物にてオジフェスが開催されるのです。

オジフェス 2016 イベント詳細

日付順にて、オジフェス 2016 『まじわる』の内容をそれぞれ簡単にご紹介させていただきます。各項目ごとにリンクがありますので、気になった催しは是非リンク先にて詳細をお確かめください。

 2016/5/28(土) プレイベント「種おこし」

 午前の部:野外にて行われる部分もあるが小玉会館に入場の際は入場料が必要
      一般・中高生200円 小学生以下無料
 午後の部:一般 前売り2000円/当日2500円|中高生 前売り1000円/当日1200円
      前売り券は特設Webサイトより

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種おこしホームページより

修繕された小玉会館のお披露目イベントの「種おこし」。
イベント自体は午前と午後の部に分けられて開催されます。

午前の部は、過去の記憶に思いを馳せるパート。紅白のお餅まきや鏡開き(もちろん小玉醸造さんのお酒)でお祝いがあるそうです。長く眠っていた小玉会館をみんなで起こすおまじないですね。また、賑わっていた頃の姿を投影できるように習字や音楽などの多数のWSが用意されています。
「多くの人に参加していただいて、ちょっとタイムスリップしたような感じも含めて体験してもらえたら。」
と柴田さん。にぎやかな笑い声でさらに小玉会館を起こしましょう!

午後の部では、小玉会館のこれからの未来に思いを馳せるパート。
音楽の演奏や人形劇などの躍動感あふれるアーティストたちのステージを観覧しながら、ちょっと大人にアルコールも飲んじゃったりしつつ、しっとり夜まで小玉会館のこれからの時間をみんなで過ごしてみませんか?
修繕中よくご近所の方々が訪れてくれて「ここに手を入れてくれるのか、ありがとう」と言ってくれたと本当に嬉しそうに話して下さった柴田さんは
「当日は小玉会館のまわりの地域の方々にも生き返った小玉会館を是非見に来てほしい」
ともおっしゃられていました。

「種おこし」の企画を担当される柴田さんの小玉会館への恋心やそこにかけられる情熱によって、プレイベントという括りを超えた小玉会館の歴史に名を残す行事になりそうな予感がします。
詳細は種おこしホームページをご覧ください。

 2016/6/4(土) オープニングイベント

 映画『 Cu-Bop 』上映 高橋慎一監督によるトーク ジャズライブ
 開場 15:30  開演 16:00  
 料金大人 2000 円 学生(中学生以上)1500 円 ※1ドリンク購入制

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オジフェス2016まじわるホームページより

今年のオジフェスはスタートダッシュの勢いがすごい!東北初上陸となる映画「 Cu-Bop 」がオジフェス2016のトップを駆け抜けます!日本とキューバ合作の自主映画となる本作を監督である高橋慎一さんのトークショーやMulti purpose studioのジャズライブを交え上映されます。また、この日は飲食部門として「マザー食堂×鳥天狗」のコラボによる限定バーガーも販売が予定されており、こちらも見逃せない豪華な企画です!
詳細はコチラ

 2016/6/6(月)~25(土) 平日展示

 開場 11:00 ~ 17:00  休廊日 6/10(金)・13(月)・17(金)・20(月)
 入場料 大人300 円 学生(大学生まで)200 円 小学生100 円 小学生未満無料

オジフェスフライヤー
オジフェス2016まじわるホームページより

高橋さんを含む秋田県内外のアーティスト10名、そして一般から募集したオレフェスアーティスト3名の総勢13名が小玉会館をギャラリーとして展示を行います。(オレフェスは一人につき1週間ごとの展示)今年は高橋さんの写真展示に加えて多彩なアーティストが参加することで、オジフェスの軸であるアートの部分がより強固なものとなって全体を支えます。平日の展示では、静かな小玉会館でアーティスト一人一人の作品にふれることができます。是非足を運んでみてください。参加アーティストによるワークショップやギャラリートークなどが会期中に予定されています。
詳細はコチラ
 

 土曜・日曜 イベントディ

 各 10:00 ~ 16:00
 平日展示と同様に入場料が必要|WSは別途料金が必要

オジフェスフライヤー
オジフェス2016まじわるホームページより

2016/6/11(土) 「手仕事」 昔からの手仕事や地域の伝統文化を体験できる日
2016/6/12(日) 「アート」 アーティストが多数参加してWSを開催
        「ま わる おんがく」 ライブ開場 17:00  開演 17:30  料金 1500 円


2016/6/18(土)  「親子」 ちびっこ店主祭りと母さん商店街が同時開催
2016/6/19(日)  「超ローカルメディア」  nanoka/akita も参加させていただきます
         「アトツギ編集室(山形)」 トークイベント 時間未定 料金800円


2016/6/25(土)  「 0 円マーケット」 お金はもちろん、物技での交換可能なマーケット


今回のオジフェスはワークショップやトークなどの「体験」や「経験」を共有できるような催し物ばかりです。
物を買うだけでは得られない満足感がそこには詰まっているはず。是非 1 日だけではなく複数のイベントディに足を運んでみてください!予約が必要なWSもありますので、事前にチェックしておくことをオススメします。
各日のイベント詳細はコチラ

何度でも入場 OK !オジフェスパスポート

もうこれでもかというくらいに会場の個性も催し物も展示も楽しめるであろうオジフェス 2016 。最後に紹介しておきたいのが、オジフェスパスポートについてです。

今回のオジフェスから入場料が必要になりました。
1日大人300円、学生(大学生まで)200円、小学生100円の入場料はイベントにおける万が一へ対処するための保険料や、会場である小玉会館の修繕維持費などに充てられるそうです。
高橋さんが書かれた「入場料を頂くことになった経緯」はこちら

何度も訪れる予定の方や、入場料以上に応援するぞという方にはオジフェスパスポートという券も購入可能です。
こちらは一枚大人1500円、子供1000円で会期中何度でも入場可能です(WSやライブは別途料金が必要です)。パスポートはスタンプカードになっていて、スタンプがたまると限定グッズをもらえる特典付き!
イベントも修繕も「頑張ってなー!」の気持ちを伝えたい方は、是非こちらをご利用ください。

なるべく簡単に記事を書こうと思ってもこのボリュームになってしまう、楽しみが満載のアートイベントオジフェス2016『まじわる』。

気になる催し物はありましたか?まずは一度足を運んでみて、オジフェスと小玉会館を肌で一度感じてみることをオススメします。きっとその親しみやすさと面白さにはまってしまう事と思います。

会場近くに大きめの駐車場も用意されていますので、新緑の季節のドライブを兼ねて是非お出かけしてみてください!

オジフェス2016 まじわる
主催:オジフェス実行委員会
mail:ozifes2016@gmail.com
オジフェス公式ウェブサイト
≪最新情報いっぱい≫オジフェス公式facebookページ

written and some photos by Ishiyama Haruka

…[おわり]

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