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パンとお菓子 空の木Garden/秋田市金足追分

2015年2月7日 カテゴリ:グルメ, ショップ

※2017年追記:
こちらの記事は柴田うつぎさんがご自宅兼店舗として「空の木Garden」を開いていた2015年当時のものです。
2017年現在営業されている小玉会館の「空の木Garden・Cafe」についてのものではございません。
場所の違いにご注意ください。空の木Garden・Cafeは不定期で営業されています。詳しくは公式Facebookページをご覧ください。


2012年頃から秋田県内のイベントに精力的に参加されてきた『空の木Garden』。
パンとお菓子を取り扱うこのお店の名前は、秋田のクラフトイベントや雑貨店のイベントに足を運んだことのある方にはなじみのある名前なのではないでしょうか。


2014年冬に”空の木ファン”待望の実店舗を秋田市追分にプレオープンされ、現在は2015年春の本オープンに向け月に数回の不定期営業を行っています。

空の木Gardenの店舗は、小泉潟公園の湖の畔にあります。

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店主の柴田空木(しばたうつぎ)さんが一目ぼれされた湖の周りに広がる自然。

その自然の中で目に飛び込んでくるのは、素敵な門。そしてその門の向こう側に佇む真っ白なお家。

それが、2009年に建てられた空木さんのご自宅です。

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肝心の店舗はというと…
門のアーチをくぐったお庭の右手にある小さな建物。


『空の木Garden』

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よく間違ってご自宅の方の玄関を開けてしまうお客様もいらっしゃるとか
確かにご自宅も素敵な佇まいで間違えるのも無理はありませんね

 
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店名は店主ご自身の本名になぞらえられたもの

事前にお話は伺っていたものの、絵本の中へ迷い込んだように錯覚してしまうほどの世界観に胸がドキドキ。

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お店の中にも続く世界観。
三畳ほどの小さな売場ですが、お菓子たちがたくさん並んでいます。

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うつぎさんのご出身は岐阜県。東京のエスニック雑貨店でお仕事をされていましたが、結婚5年目に旦那さんの故郷である秋田県へ”新しく根ざす場所”を探しに移り住んでいらっしゃいました。


「私は山に囲まれた岐阜県で育ったので、最初は秋田の空の広さに感動しました。秋田は何もないでしょうーとよく言われましたが、得られるものがたくさんあって秋田には可能性がいっぱいあると感じています。これから何かを始めたい人には秋田はとっても素敵な土地だなぁと。」


秋田の可能性。秋田以外の土地を知る方だからこその目線に目がさめる思いがします。


「空の木Gardenのお菓子には秋田の素材をたくさん取り入れさせていただいています」
と言って、ハリネズミを模した可愛らしいパンを手に取るうつぎさん。

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「このパンは白神こだま酵母を使って焼き上げ、中に入っているリンゴのコンポートも秋田産のりんごを使っています。食材もそうですが、このラッピングに使われている松の葉や松ぼっくり、紫陽花も裏の庭などから調達しているんですよ。」

と手際よくハリネズミたちを紙袋のねぐらにすえていらっしゃいました。ディスプレイひとつをとっても本当に可愛らしく、つい笑顔になってしまいます。

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パンやお菓子の事を伺うとその歴史や文化のお話、名前の由来を
絵本を読み聞かせるように語ってくださいます

取材当日は空の木Gardenの4回目を数えるオープン日。

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開店時間の10分前には、お店の前に約20人ほどのお客様が列を作っていました。
オープン日のお知らせはFacebookのみにも関わらず、この盛況ぶり。

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実は、今までのオープン日はお昼頃には既に多くの商品が完売してしまっていたということもあり、みなさんお目当てのお菓子を手にするべく早くから並んでいらっしゃったのです。

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この日の目玉はいちごのバターケーキ
小粒のイチゴがぎゅっとケーキと一体となった本当に美味しくて
満足感のある一品でした

オープンから40分はまさにすし詰め状態。
毎回約20種類を20個ずつ焼かれているというお菓子やパンがあっという間に売れていきます。

一人で製造から販売までこなすうつぎさんにはこの数のお菓子が限界値。
この日は、お姉さんのよもぎさんが焼いたパンも店頭に並びましたがそちらも飛ぶように売れていきました。

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商品が少なくなった棚を眺めて、

「接客をしながらお菓子を焼いていくというのはどうしても無理なので、将来的には売り子さんをお願いして私は奥で焼くといった分担をしたり、営業の時間帯を変えたりの工夫が必要だなぁと考えてるんです。せっかく来てくださるお客様に申し訳なくって。」

と話してくださりながら、手にはボウルと小麦粉。客足が途絶えた隙に追加で焼き菓子をと店舗奥の厨房へ向かいます。

うつぎさんは秋田県内の数多くのイベントに『空の木Garden』として出店されてきました。
各イベントでの人気も高く、用意していた2日間分のお菓子が1日目の開始2時間で売り切れてしまって大急ぎで2日目用のお菓子を焼きに帰られたこともあったそうです。

「イベントの中で一番思い出に残っているのはくるりくらの森の音楽会 ですね。運営もして、お菓子も販売して、歌ってと忙しかったですがとても楽しかったです。」

お菓子屋さんの他に歌やイベント運営などの多才な顔を持つうつぎさん。
お話を伺っているとお菓子屋さんというイメージの奥にある大きな世界が見えてきました。

「実は前にどうしてお菓子屋さんになったのですか?という質問に対してわかりませんーと答えてしまったことがありました。けど本当にお菓子屋さんになろうと思っていたわけではなかったんですよ。」

実店舗を構えられて、夢が叶ったというお話が聞けると思っていたら、実はここがうつぎさんの夢のゴールではなく、これからさらに広がる素敵な夢をお持ちでした。

「私、いわゆるコンセプトのある空間を作りたいなと思うんです。そこの空間を楽しめる場所を作りたいんです。そこに行ったらその色になれるような…着物を着た時のちょっと違う自分を見つけたような気持ちに似た…そんな空気のある空間を作りたいんです。」

取材当日にご来店されていたうつぎさんのご友人にもお話を伺うことができたのですが、『うつぎさんの魅力はやると言ったらやるその強さとたくましさ』だと教えてくださいました。

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うつぎさんが見据える先にはもっと大きな夢と空間が。


なんて素敵なんでしょう。

この土地を軸に夢を広げていきたいと話すうつぎさんに、次はどんな計画があるんですかっ?と気持ちが急いた質問をしてしまいましたが、
「そのものをどう提供するかというところまでをプロデュースする『空の木Cafe』をやってみたいですね。しかしまずは空の木Gardenの店舗を充実させて行くところからじっくりとゆっくりと進めていきたいです。焦るとダメなんです私。」

と答えてくださいました。

自分のペースを保ちながら活動していけるのも秋田のいいところ。うつぎさんがこれから作り出す空間をこちらもゆっくりと楽しみにしながら待ちたいと思いました。

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空の木Gardenのお菓子に人々が魅かれるのは、見た目の可愛らしさや計算された美味しさもありますが、うつぎさんの「世界」や「気持ち」が込められた空間とお菓子に触れたいからなのかもしれません。


2015年春の本オープン後も営業は週に数回を計画されているそうです。
本オープンまでは、季節のイベントに合わせて不定期で営業されるとのこと。
一番近いバレンタインに合わせては2月11日水曜日に営業予定。
詳しくは空の木Gardenのfacebookページでご確認ください。
こちらのページはどなたでもご覧になることができます。

空の木Gardenfacebookページ

美味しいお菓子を求めて、絵本のような世界に入り込む休日。ぜひお出掛けしてみてください。

空の木Garden[ソラノキガーデン]

〒010-0126
秋田市金足追分海老穴46-1
℡:09049375840
2015年・春オープン予定
駐車場有

空の木Garden facebookページ

※2017年追記:
こちらの記事は柴田うつぎさんがご自宅兼店舗として「空の木Garden」を開いていた2015年当時のものです。
2017年現在営業されている小玉会館の「空の木Garden・Cafe」についてのものではございません。
場所の違いにご注意ください。空の木Garden・Cafeについては空の木Garden・cafe 公式Facebookページをご覧ください。

written by Ishiyama Haruka

…[おわり]

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